本の紹介 ファンドを作りファンド内の銘柄管理をされておられる方は多いと思います。ファンドを作らなくとも定期的に保有株の時価総額の合計と、銘柄の動向には注意を払っておられるのでは……「波乗り投資法」では、ファンドの評価方法としては、ファンド内銘柄の時価総額の合計、ファンドに投じた資金の流れ、受取配当金総額の3点で評価していますが、資産形成を重視して銘柄選定をした場合には、成長(グロース)株中心となり低い配当率となってしまいます。一方バリュエーションで選定する配当重視型では、成長株が買えないというジレンマに陥ります。コロナショックでは、このバランスが重要な管理要素となります。「波乗り投資法」では、投資者の資質にも気を配っています。年齢が45から60歳までで投資資金が1,000万円以上を「増やす」年代と名付け、この1,000万円を20年間で5,000万円とする投資法を提案しています。65歳で定年後は「遊び」の年代として、配当金で豊かな生活を実感しながら1億円までの投資を心掛け、あとは配当原資を減らさない限り、何歳まででもその生活を続けて行けると考えています。とはいっても、歯止めがかからないコロナ感染拡大や、世界中のGDPが大幅に落ち込む中、上昇を続けている株式市場に不安を抱く投資家が多いのは事実です。このまま株を持ち続けていて大丈夫なのか。悩みはつきません。複数の株に投資され、資産形成に将来の夢を託しておられる個人の方が、今一番知りたいことは何なんでしょうか。(1)コロナ後の社会(2)コロナ後の投資環境(3)年末までの株価の位置と方向、二番底は来るのか(4)リーマンショックとコロナショックとの違い(5)コロナ後のテーマ株、グロースかバリューか(6)ファンドの管理方法、銘柄数、ウェイト付け、損切か塩漬けか(7)銘柄入れ替えと税金対策(8)信頼できる投資情報はこの本は、本年5月にアマゾンインターナショナルより刊行された「ファンドマネジメントと波乗り投資法」をベースとして、上記の問題を取り上げ「波乗り投資法」の解釈でファンドの運用方法を改善し、コロナ後の相場環境の変化に対応して生き残る株式投資法をわかりやすく説明しています。皆様の長期投資のお役に立つことを願っています。 著者の紹介1933年 東京に生まれる1956年 大学卒業後1959年から94年まで食品会社に勤務1974年から株を始め、経済と株式投資につき、実践を通して勉強、現在に至る2015年5月 アマゾンインターナショナルより「波乗り投資法:ためるふやすあそぶ」刊行2015年12月 アマゾンインターナショナルより「波乗り投資法2016年版」刊行2017年5月 アマゾンインターナショナルより「極意波乗り投資法」刊行2017年11月 アマゾンインターナショナルより「バブル大研究」刊行2019年1月 アマゾンインターナショナルより「波乗り投資法」刊行2020年1月 アマゾンインターナショナルより「ポートフォリオ・マネジメントのすすめ」刊行2020年5月 アマゾンインターナショナルより「ファンドマネジメントと波乗り投資法」刊行本の履歴2020年8月 環境対応で生き残る「波乗り投資法」刊行